スカウティングデビュー戦

新人戦第3vs立教は、新米テクニカルスタッフである私のスカウティングデビュー戦でした。今回は、初心を忘れないようにという意味も込めて、それについて書くことにします。
 
まずは立教大の試合を撮影しに出かけました。先輩が撮影しながら基本情報(フォーメーション、特徴的な選手等)を把握していたことを思い出しつつも撮影することに手一杯で、撮影を終えても、ロンボ多いなー142番身長高いなーくらいしか頭に残らなかったことを覚えています。ひたすら動画を見て、周囲に助けを求めつつスカウティングシートをまとめました。
そして、どんな授業のプレゼンよりも緊張して、OBコーチと主要選手で行われるミーティングを迎えました。結論から言うと、内容はおおむねよかったのですが、動画の切り出しに問題がありました。トラップシーンのはずがただ立っているだけの映像であるなど、慌てて切り出した部分の確認を怠ったせいで見せたいシーンが見せられなかったのです。先輩方は笑って済ませてくれましたが、ここは大いに反省すべき点です。情報の不足や動画の不備を修正して、次のミーティングで選手全体に共有しました。
試合当日は、初めて感じる緊張感に包まれました。今までもチームの一員として試合に臨んでいたつもりだったけど、まだわかっていなかったんだなぁと思いました。
結果は2-2で引き分け。勝ちたかったのはもちろんですが、東京都1部の上位チーム相手ということを考慮すると、喜んでいいんじゃないかなと正直思いました。整列して応援に駆けつけてくださった皆様に挨拶した直後、ある先輩が「ナイススカウティング!」と声をかけてくれたのは本当に嬉しかったです。
 
この試合で、私は初めて本当の意味でチームの一員としての自覚が持てたように思います。この緊張感を忘れず、けれど謙虚な自信をもって、次のスカウティングに当たりたいです。

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